pentatonic PROJECT

pentatonic シリーズ

世界を見据えた唯一無二の本格焼酎

日本独自の蒸留酒である本格焼酎。その複雑で精緻な製造工程の中でも、もっとも重要な作業のひとつ「蒸留」に注目し、これまでにないまったく新しい方法を取り入れ誕生したのが「pentatonic」シリーズだ。
芋焼酎の蒸留において、原料の香りはその成分ごとに蒸留されてくるピークのタイミングが異なる。そこで、通常4時間ほどかかる蒸留のうちある特定の沸点を抜き出すことにより、狙った香り成分を抽出することが可能となる。pentatonicは、蒸留中にどのタイミングでどの成分が溜出されるかを厳密に分析し、複数の蒸留ポイントで得られた原酒をブレンド。原料である芋の香りを深く突き詰めた商品となっている。

2023年冬に第1弾を発売したpentatonicシリーズは、宮崎県食品開発センターの協力のもと、柳田酒造、松露酒造が共同して開発。約1年半の試行錯誤を経て製品化となった。それぞれの蔵で造られるpentatonicは、製造方法を同じくしつつも、シリーズが変わるごとにそれぞれで原料とする芋、麹、酵母などを選定し、蔵独自の味わいで仕上げられる。

pentatonic とは、日本民謡等にあらわれる五色音階のことで、今回の製法である分画蒸留、そしてその融合から織りなされるものをイメージして名付けられた。また、音階でいう「ド」にあたる音が「宮(きゅう)」と呼ばれることから、宮崎の2蔵からスタートし音楽のように様々な垣根を超えて本格焼酎が世界の蒸留酒と肩を並べていくことを目指しており、今後新しい蔵の参加も予定されている。

pentatonicは、柳田酒造と松露酒造でそれぞれシリーズ名が設定されており、芋の品種や溜出区分を変えながら新しい芋焼酎を目指して成長していくプロジェクトとなっている。海外への展開を視野に入れ、日本が誇る本格焼酎という蒸留酒文化を新しいスタイルで提案していく。